医療事務|オープニングスタッフで働くメリット・デメリット

スポンサーリンク

医療事務の求人を見ていると、『オープニングスタッフ募集』『新規開業』と書かれている求人がありますね。

オープニングスタッフとか新規開業とかって「大変なのかな?」と思っていませんか?

オープニングスタッフとして、働いた経験に基づいて、メリット・デメリットを解説していきます。

スポンサーリンク

オープニングスタッフとは

オープニングスタッフとは、新規開業の医療機関のスタッフとして働くことです。

一般的にオープニングスタッフの勤務は、クリニックの開院日よりも前からスタートされます。

この開院前の期間で院内研修やプレオープンなどを行い、患者さんの動線確認などを行います。

事前にさまざまな開院準備を行い、開院当日を迎えます。

スポンサーリンク

オープニングスタッフのメリット5選

人間関係が楽

スタッフ同士の上下関係はなく、みんなが同僚です。

年齢や経験差はあるかもしれませんが、先輩後輩の関係ではありません。

これから病院を一緒に盛り上げていこう!という気持ちで、院長先生をはじめスタッフが一致団結します。

また開院当初は、患者さんはそれほど多くないので、ゆっくりとのんびりした時間を共有することが出来ます。

最初からみんなで作り上げれる

開院前にはまだ物品なども何もない状態です。

ファイル・ボールペン・定規・電卓などの事務用品から、トイレットペーパー・消臭剤・ゴミ袋などの掃除用品まで、一からみんなと相談しながら注文していきます。

自分たちが選んだものが、今後もクリニックで使用されていきます。

みんなで相談しながら、どこにものを置くかや、どの物品を買うかなどのリストを作りながら仕事を進めていきます。

開院前からいろいろな決め事がありますが、病院作りに携わることで院長先生の理念や考え方などがよく分かるようになり、仕事へのやりがいも出てきます。

きれいな医療機関で働ける

当たり前ですが、病院の建物も受付もパソコンも…すべてが新しいものだらけです。

もちろん制服や休憩室もですね。

新築に入るとわくわくするように、すべてが新しいものだと気持ちもわくわくしますね。

開院前にしっかりとした研修がある

開院数週間前からの勤務になることがほとんどですので、この間にクリニックの機械や設備の説明を業者さんから一から聞くことが出来ます。

電子カルテの事やレセプトコンピューター、レセプト請求のことなども一から説明してもらえます。

業者さんから説明を受けることで、自分の理解を深めることが出来ます。

また診療科の病気に関する勉強会も定期的に行われます。

業者さんの勉強会の時にいただけるお弁当も楽しみの一つですね。

経験者は採用されやすい

通常クリニックの求人は、人手が足りなくなったので求人募集するか誰かが辞めるから求人募集をします。

この場合は、募集人数は1人ですが、オープニングスタッフは2~3人の求人募集があります。

普段より多くの採用人数ですので、医療事務経験者であれば、採用される可能性も高くなります。

スポンサーリンク

オープニングスタッフのデメリット4選

未経験は採用されにくい

オープニングスタッフは、即戦力を必要としています。

診療科の医療事務経験者であれば、即戦力として活躍することが出来るでしょう。

診療科以外の医療事務経験者でも、〇年以上経験可などの条件に合致していれば、採用も期待できます。

ただし、医療事務未経験では到底即戦力にはなりませんので、未経験の方は採用されるのは難しいかもしれません。

最初は休みが取りずらい

最初は、スタッフの数も必要最低限でスタートするので、休みは取りずらいかもしれません。

しかし、半年を経過したら有給休暇の取得は出来ます。

スタッフや院長先生と相談しながら、みんなで『有給休暇は消化していく体制』を作っていくことをお勧めします。

有給休暇は労働基準法改正により、必ず1年間に5日分の有給休暇を与えなければならないとされています。

オープニングスタッフのみんなで『有給は遠慮せずきちんと取っていこう!』という体制を作っていきましょう!

最初は仕事ひとつひとつに時間がかかる

オープニングスタッフは、その医療機関での決まり事がないため、まだみんな初心者の状態です。

患者さんの動線も定まっていないし、カルテの流れも定まっていません。

最初は仕事ひとつするのにかなりの時間と労力を費やします。

しかし、慣れてくると「最初は20人来院するのにテンパってたのに、今では100人以上来ても全然対応できるようになったね。」と開院当初を懐かしんでいます。

初回のボーナスがない

新規開業では、今までのボーナス実績がありません。

まだ病院の収益も軌道に乗っていないので、初回のボーナスが支給されないことがあります。

ただし、院長先生の計らいにより、日頃の感謝を込めた『寸志』をいただけることもあります。

実際、私は開院してから2か月で『寸志』をいただき、すごく嬉しかったのを覚えています。

スポンサーリンク

実際にオープニングスタッフとして働いてみた【実体験】

私は、今勤めているクリニックにオープニングスタッフとして就職し、現在6年目に入ります。

最初は『オープニングスタッフって大変そうだな~』と思っていましたが、いざ足を踏み入れてみると意外と楽しくとてもやりがいのあるものでした。

病院の説明を一から聞いたり…

物品を一から自分たちで決めて購入したり…

病気のことをゆっくりと勉強会してもらったり…

患者さんの導線なども一から考えたり…

医師や看護師、医療事務の垣根を越えて、『みんなで一緒に頑張っていこう!力合わせよう!』っていう感じが私はとても好きでしたね。

なかなかオープニングスタッフとして働く機会は少ないと思いますので、とても貴重な経験をさせていただきました。

今では、開院当初から受診されている患者さんとお話したり、「今でも頑張ってるのね」と声かけてもらえると嬉しくなります。

スポンサーリンク

オープニングスタッフ【まとめ】

オープニングスタッフで働くメリット・デメリットを紹介しました。

改めて、紹介したオープニングスタッフの特徴を振り返ってみましょう。

オープニングスタッフの特徴
  • 人間関係が楽
  • 最初からみんなで作り上げれる
  • きれいな医療機関で働ける
  • 開院前にしっかりとした研修がある
  • 経験者は採用されやすい
  • 未経験は採用されにくい
  • 最初は休みが取りずらい
  • 最初は仕事ひとつひとつに時間がかかる
  • 初回のボーナスがない

どんな仕事にしてもメリット・デメリットは必ずあります。

オープニングスタッフの求人を見つけて、悩んでいるのであれば、しっかりとメリット・デメリットを理解したうえで、気になるようであれば一度足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

オープニングスタッフの求人は、そこまで多くはないはずです。見つけたらチャンスです!

あなたの貴重な経験になることは間違いないでしょう。

まずは『求人情報に応募してみる』ことから始めましょう!!

求人情報に応募する際には、履歴書や職務経歴書の準備が必要になります。

また、書類送付する際には、送付状もきちんとつけて、マナーある社会人のアピールもしていきましょう。

医療事務|就活の職務経歴書の作り方6つのステップ-人と差が付く自己PR攻略法
転職の際に欠かせないのが、履歴書や職務経歴書の記入です。その中でも職務経歴書の書き方が分からない…なんて悩んでいる方はいませんか?これから就活のために職務経歴書の書き方6つのステップをご紹介します。これで自分なりの職務経歴書をまとめることが出来るはずです。
医療事務|自分で作れる!分かりやすい職務経歴書の作成手順【見本付き】
転職の際に欠かせないのが、履歴書や職務経歴書の記入です。ここでは、自分で職務経歴書を作成できるように、画像を使ってWORDでの作成手順を分かりやすく説明していきます。最後には、実際に私が採用に至った職務経歴書を見本として紹介していきます。
医療事務|送付状・添え状の基本の書き方-社会人のマナー習得【例文あり】
履歴書や職務経歴書を郵送する際に、そのまま封筒に入れて郵送するのは失礼にあたります。一般企業に送るのとはちょっと違う点がある医療機関への送付状のポイントを押さえて、正しい送付状を作成していきましょう。面接よりも前に、社会人としてのマナーがある人材ということをアピールできるチャンスです。履歴書や職務経歴書に目を通す院長先生や人事採用者に事前に好印象を持ってもらえるように、正しい送付状を記載して、同封していきましょう。
スポンサーリンク

医療事務の転職に不安があるときは…

医療事務の面接を何度か受けたのに、あまりうまくいかない…

自分に合う転職先が見つかるか不安だ…というときは、

プロのdodaエージェントの力を借りてみてはいかがでしょうか?

会員登録は無料で出来るので、一度相談してみる価値はあるかと思います。

業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス

医療事務を目指しているみなさんが、希望の医療機関に受かることを願っています♡

ぜひ、自分に合った医療機関を探して、書類選考や面接を突破して、医療事務として一緒に働きましょう! 

応援しています♡

コメント

タイトルとURLをコピーしました