就活や転職の際に欠かせないのが、履歴書や職務経歴書の記入です。
その中でも職務経歴書の書き方が分からない…
どうやってまとめたらいいか分からない……なんてことで悩んでいる方はいませんか?
人事担当者の目に留まるようなテンプレではない自分の人柄あふれる唯一無二の職務経歴書を作成したいですよね。
ここでは、自分で職務経歴書を作成できるように、画像を使ってWORDでの作成手順を分かりやすく説明していきます。
最後には、実際に私が採用に至った職務経歴書を見本として紹介していきます。
職務経歴書とは何か?

転職や就活で必要になる「職務経歴書とは何?」と手も足も出ないで全然進まないで苦労している方もいるのではないでしょうか?
まず、職務経歴書とは、「あなたの今までの経験や実績、出来るスキルなどをプレゼンしてください!」という書類になります。
履歴書では記入できなかった今までの仕事内容や自己PRを分かりやすく、そして、自分をアピールする内容となるよう作成する必要があります。
この職務経歴書を通して、「この人にぜひ来てもらいたい」「この人なら活躍してくれそう」と院長先生や人事採用者に思ってもらうことが大切です。
職務経歴書の作成方法

職務経歴書は基本的には手書きではなく、パソコンにて作成します。
WORD・EXCELどちらを使用しても作成可能ですが、私はWORDを使用しての作成をお勧めします。
簡単な表作成を使用すると見やすくなるし、基本的には文章を入力していくため、段落などの構成も簡単に作成することが出来ます。
こちらの記事を先に読んでいただくと、よりスムーズに職務経歴書の作成を行うことが出来ます。
それでは、パソコンを準備して、WORDを開いて準備しましょう。
職務経歴書に記入する内容

1.タイトル

- タイトルの「職務経歴書」と入力
- フォントサイズ「18」にする
- 中央ぞろえのボタンを押す
2.日付・氏名

- 提出する日付を入力(元号表記か西暦表記は文書の中で合わせる)
- 氏名はフルネームで入力(フォントサイズ「14」にする)
- 2行とも選択し、右寄せにする
3.経歴要約

どこの会社でどのような業務内容を行っていたのかを簡潔にまとめる
経歴要約は、職務経歴書の導入部分になり、人事採用者の中には、この経歴要約を見て、ある程度の技量を量る場合もあります。
応募者多数の場合は、この経歴要約のみで判定される場合も少なからずありますので、しっかりと自分の経歴を見直し、分かりやすいように要約していく必要があります。
4.職務経歴

- 職務経歴と入力
- 挿入タブをクリック、表をクリックし、3×3にて表を作成(経歴が長い場合は行を増やす)
- 時期(期間)・会社名・仕事内容 と1行目に入力(中央ぞろえにする)
- 時系列に沿って順番に経歴の時期(期間)・会社名・仕事内容を入力
時系列に沿って、羅列してもよいが、表を使うことでまとまりが出来て、見やすくなります。
5.自己PR

- 自己PRと入力
- 一文字開けて、段落を作り書き出す
- 書き出し・能力・考え方・採用後の決意表明の順で文章を構成
自己PRは自分をアピールする部分で重要な部分になります。
自分自身の強みを説明し、入社後にどのように活かして病院の力になれるのかを自己PRしていきます。
履歴書の志望動機と同じ文面になりがちですが、具体的なエピソードなどを追加し、同じ文面の記載だけは避けましょう。
今までの出来事を振り返り、その時に習得した能力や自分の考え方をまとめ、最後に採用後にどのような意識を持って仕事に邁進していくつもりなのかの決意表明をして締めましょう。
職務経歴書の添削

これで一通りの職務経歴書が作成できました。
プリントアウトして、まずは添削を行ってみましょう。
- 日付や氏名は記載は忘れていないか
- 誤字・脱字はないか
- 見やすいフォントやサイズか
- A4用紙1枚~2枚に集約出来ているか
添削が終わったら、再度自分が採用担当者になった気分で読み返してみましょう。
「記入☞採用担当者になりきる☞書類審査合格!!」となりましたか?
文言がおかしい部分があれば訂正し、再度読み直すことを繰り返し行うことで、唯一無二の職務経歴書が出来上がります。
私の職務経歴書

最後に、実際私がクリニックに転職する際に作成し採用に至った職務経歴書を公開いたします。
少しでもみなさんのお役に立ていただければ幸いです。

経歴要約(例文)
私は○○を卒業後、ヒューマンアカデミー○○校にて医療事務とパソコン(ワード・エクセル)を勉学した後に、○○病院医事課の医療事務として従事してきました。主に再来新患受付・会計・レセプト作成などの業務を行い、総合病院においての病院内の流れや医事課やクラーク課といったそれぞれの事務員の役割を学びました。
その後、○○クリニックに入社し、○○科の受付事務として、主に受付・来院される患者様やご家族の応対・予約管理・電話対応・会計・レセプト作成など受付業務全般を行い、患者様一人ひとりに合わせた接遇応対、医師・看護師・事務の業種間でのコミュニケーション、さらには、患者様の待ち時間短縮を考慮し、レセコン入力の正確さ・迅速さも身に着けることが出来ました。
病院の顔として、受付業務の中でも常に笑顔と笑声で一人ひとりに合った応対を心がけ、診察のサポートが出来るよう業務に取り組んできました。
自己PR(例文)
病院にとって受付は、電話でお問い合わせがあった時や来院された時など病院の第一印象を決める病院の顔になる大切な仕事だと思っています。
私は今までも、様々な不安を胸に抱えている患者様の気持ちに寄り添い、親身に患者様目線で物事を考え、思いやりを持って業務に取り組んできました。
また、事務がしっかりと連携し、医師や看護師とのコミュニケーションを取り、治療のサポートをすることは、地域の方々がより安心して快適に利用できる病院づくりに繋がると考えています。
細かな事から自分に出来る事を常に考え、笑顔と笑声で明るく信頼される職員となり、求められる医療の提供がスムーズに行えるよう貴院に貢献していきたいと考えていますので、何卒よろしくお願いいたします。
職務経歴書の行く末

この職務経歴書は事前書類審査に使われるものですが、多くのクリニックでは、書類を受け取ったあとに必ず面接が行われます。
職務経歴書に沿って、あなたの印象や考え方などは院長先生や人事担当者にはある程度伝わっているものと思ってください。
もし、嘘や思っていないことを記入したのなら、面接時に答えがチグハグになり不信感を与えることになります。
絶対に嘘や思っていないことを記入しないように注意してくださいね。
先ほど公開しました私の職務経歴書で真似できる部分があれば、真似していただいて構いません。
ただし、自分の転職・就活ですので、最後は自己責任を持って、自分の意志で職務経歴書を作成してくださいね。
転職・就職は、自分と向き合うチャンスと捉え、ここは手抜きをせずに準備していきましょう。
職務経歴書【まとめ】

最初は『職務経歴書って何よ?!』と手も足も出ずとどまっていたかもしれません。
WORDを開いて、自分で作成することが出来て自信がついたのではないでしょうか?!
まずはしっかりと自分の過去や考え方に向き合い、自ら書き出し可視化することで、WORDを開いてから文章を入力する際の時間は格段に短くなり、文章をまとめやすくなります。
職務経歴書は履歴書では分からない自分の考えやPRをする最強のツールです。
この職務経歴書を通して、「この人にぜひ来てもらいたい」「この人なら活躍してくれそう」と院長先生や人事採用者に思ってもらうことが大切です。
しっかり攻略して、唯一無二の職務経歴書を作成していきましょう。
あなたの転職・就職活動が良いものになるように願っています。
コメント