転職の際に欠かせないのが、履歴書や職務経歴書の記入です。
その中でも職務経歴書の書き方が分からない…
どうやってまとめたらいいか分からない……なんてことで悩んでいる方はいませんか?
これから就活のために職務経歴書の書き方6つのステップをご紹介します。
これですらすらと自分なりの職務経歴書をまとめることが出来るはずです。
人事担当者の目に留まるようなテンプレではない自分の人柄あふれる唯一無二の職務経歴書を作成しましょう。
それではいってみましょう!
STEP1 職務経歴書とは何か?
転職や就活で必要になる職務経歴書とは何?と手も足も出ないで全然進まないで苦労している方もいるのではないでしょうか?
まず、職務経歴書とは、「あなたの今までの経験や実績、出来るスキルなどをプレゼンしてください!」という書類になります。
履歴書では記入できなかった今までの仕事内容や自己PRを分かりやすく、そして、自分をアピールする内容となるよう作成する必要があります。
この職務経歴書を通して、「この人にぜひ来てもらいたい」「この人なら活躍してくれそう」と院長先生や人事採用者に思ってもらうことが大切です。
STEP2 履歴書と職務経歴書の違いは?
履歴書 | 職務経歴書 |
☑ 形式に沿った正しい記入 ☑ 学歴や職歴・転職回数 ☑ 職場への通勤時間 ☑ 資格の有無 ☑ 適切な志望動機 ☑ 丁寧な字で書いているか | ☑ 仕事上の強み ☑ 実務のスキルや知識 ☑ 求める人材 ☑ 転職の理由 ☑ 経験と志望理由 ☑ にじみ出る人柄 |
履歴書とは、基本的に住所や電話番号などの情報、学歴や職歴・資格などを時系列に記入した書類です。
ある程度決められた形式に沿って正しく内容を記入していきます。
手書きで記入することがほとんどで、きちんと撮影した証明写真も貼ります。
しかし、職務経歴書には特に決まった形式がありません。
履歴書に時系列で記入した職歴について、さらに細かく経験した仕事内容などを記入していきます。
職務経歴書は基本的にはWordやExcelなどを使用して作成し、A4用紙1~2枚にまとめて作成します。
上記の表による違いを正しく理解し、履歴書では伝えきれない経験やスキル、自分の強みをプレゼンすることを意識して、自分の人柄あふれる職務経歴書を作成してください。
STEP3 職務経歴書に記入する内容
職務経歴書の作成に取り掛かる前に、まずは記入する内容は何を書けばいいのかを把握しましょう。
1.タイトル・日付・氏名
タイトルはもちろん「職務経歴書」と記入します。
本文よりもフォントを大きくし、用紙の中央に配置します。
タイトルの次の行に記入した日付と氏名を記入します。
日付を記入する際は、提出日を記入しましょう。
最新の日付になっているか必ずチェックします。
2.経歴要約
あなたが、いつどこの会社でどのような業務内容を行っていたのかを簡潔にまとめます。
最初に要約をしておくことで、「この後に何が書いてあるのか」を理解してもらいやすくなります。
経歴要約は、職務経歴書の導入部分になり、人事採用者の中には、この経歴要約を見て、ある程度の技量を量る場合もあります。
応募者多数の場合は、この経歴要約のみで判定される場合も少なからずありますので、しっかりと自分の経歴を見直し、分かりやすいように要約していく必要があります。
3.職務経歴
職務経歴は、時期(期間)・会社名・仕事内容などを表にまとめます。
会社の規模(従業員数)や雇用形態などの記載もしていきます。
4.自己PR
自己PRは自分をアピールする部分で重要な部分になります。
自分自身の強みを説明し、入社後にどのように活かして病院の力になれるのかを自己PRしていきます。
履歴書の志望動機と同じ文面になりがちですが、具体的なエピソードなどを追加し、同じ文面の記載だけは避けましょう。
STEP4 書く材料を集めよう
ぶっつけ本番で職務経歴書を作ろうとしても、手がかりもないことをあれこれやっていてはいつまでたっても先に進めません。
まずは職務経歴書に書く材料を探して集めていきましょう。
それでは、今近くに紙とペンはありますか?
よろしければ、紙とペンを準備し、一緒に『自分の職務経歴書に書く材料』を集めましょう。
今までどんな会社で働いてきたのか
今までどんな会社で働いてきたのかを書き出してみましょう。
どんな仕事をしてきたのか
あなたの仕事の経歴を洗い出しましょう
どんなことを身に着けたのか
もし、あなたが取得した資格や技術などがあれば書き出してみましょう
この部分は、書き出せなくても職務経歴書の作成は出来ますので、ご心配なく!
もし考えつかなければ、思い切って飛ばしましょう。
仕事に対する考え方
あなたの仕事に対する考え方を書き出してみましょう
印象に残っていること
あなたが仕事で印象に残っている出来事について、エピソードを書き出してみましょう
この部分はある程度、細かいエピソードを書き出してみましょう。
あなたの長所・強みは何?
あなたの仕事に関する長所・強味を書き出してみましょう
長所・強みは、絶対に他人と比較しないこと!
自分のビジネスにおける長所を書き出していきましょう。誰にでも必ず長所の1つや2つはあるはずです。
あなたが短所と思っている部分も、言い方を変えると『長所』になります。
プラス思考に変換して考えるようにして、あなたの長所を書き出していきましょう。
STEP5 自己PRの構成
職務経歴書の最後の締めは『自己PR』です。
この自己PRでつまづく方が多くいるのではないでしょうか?
しかし、しっかりとルールに沿って構成していくことで、素敵な自己PRを作ることが出来ます。
一番の難所である自己PRを攻略して、素敵な職務経歴書にし、採用に繋げていきましょう。
人と差が付く自己PRを作成するには、自分の事をしっかりと理解していなければ書けません。
今までの出来事を振り返り、その時に習得した能力や自分の考え方をまとめ、最後に採用後にどのような意識を持って仕事に邁進していくつもりなのかの決意表明をして締めましょう。
STEP6 実際に職務経歴書を作成
『自分の職務経歴書に書く材料』をたくさん集めてきました。
ここまで書くための材料を出すことができたら、あとは構成に沿って文章を組み立てていくのみです。
下準備が出来ていないとなかなか手が出せなかった『職務経歴書』も、もうすぐ攻略することができますよ。
ここで初めて、WORDまたはEXCELを立ち上げ、今まで『職務経歴書の書く材料』を調理していきましょう。
まずは、上から経歴要約を文章にし、職務経歴書の表を作成し、自己PRを文章に起こします。
これで仮の職務経歴書が作成できました。
記入しては自分で読んで、「自分が採用担当者なら採用したい!」と思えるようになるまで、訂正すること行います。
「記入☞採用担当者になりきる☞合格!!」となるまで、繰り返し作業を行うことで、唯一無二の職務経歴書が出来上がります。
今まで同じ人生を歩んできた人はいないし、全く同じ考えの人は世の中にいません。
10人いれば、必ず違った10枚の職務経歴書が出来上がります。
ただし、それでも記入難しいよ…と言う方のために、別記事に「私の職務経歴書」を例文として掲載致します。
こちらも合わせて読んでいただき、職務経歴書の作成にお役に立てればと思っております。
職務経歴書の作り方【まとめ】
最初は『職務経歴書って何よ?!』『そんな職務経歴書なんて、書けない…』と思っていたかもしれません。
しかし、これまでの説明を聞いてきて、いかがだったでしょうか?!
少しは職務経歴書を作る手掛かりになったのではないでしょうか?
しっかりとまずは自分の過去や考え方に向き合い、自ら書き出すことで可視化することが出来て、文章をまとめやすくなります。
職務経歴書は履歴書では分からない自分の考えやPRをする最強のツールです。
しっかり攻略して、唯一無二の職務経歴書を作成していきましょう。
また、この職務経歴書をもとに面接が行われることもお忘れなく。
嘘や思っていないことを記入しないように注意してくださいね。
あなたの人柄は、事前提出の書類にも表れますし、書類に記載あるのに面接ではちぐはぐなことを言っているようでは、採用に結び付きません。
転職・就職は、自分と向き合うチャンスと捉え、ここは手抜きをせずに準備していきましょう。
あなたの転職・就職活動が良いものになるように願っています。
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