無資格でも医療事務になれる?医療事務の資格は本当に必要なのか?|取得するべき資格とは?

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医療事務を目指している方や興味がある方の中に、「どの資格を取得するべきなのか?」「就職には資格が必要なのか?」「資格があったほうが就職に有利なのか?」「無資格のまま就職出来るのか?」と悩んでいる方はいませんか?!

ここでは、医療事務の資格にまつわるお話をしていき、最後に取得するべき一番おすすめの資格とは何かを解説していきます。

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まずは医療事務の仕事とは?

医療事務とは、病院やクリニックの事務として働く仕事です。

医療事務の求人にある仕事内容には下記のような業務が主に掲げられています。

例)〇〇クリニックの医療事務
【仕事内容】
・受付・会計業務
・レセプト業務
・電話対応
・電子カルテ入力 など
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無資格でも医療事務になれる?

私の経験から結論を申し上げますと、『医療事務は無資格でもなれます』

私が指導してきた後輩の中にも、医療事務経験はなく、医療事務の資格も全く取得していない新人さんもいました。

実際の現場でも、無資格でも医療事務になれるのは間違いありません。

ただし、仕事として成り立つのか?仕事として長期的に働くことが出来るのか?は疑問が残りますね。

では、医療事務の資格が世の中に数多くあり、医療事務の資格を取得する人がいるのでしょうか?

実際に医療事務の資格を取得した場合、どのようなメリットがあるのかみていきましょう。

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医療事務の資格を取るメリット~4選~

【その1】 履歴書に記入できる
【その2】 採用に有利になる
【その3】 資格手当が得られる
【その4】 専門的な知識が得られる

メリットその1 履歴書に記入できる

求人に応募する際には必ず履歴書の記入をします。

無資格の場合は、履歴書の資格欄に何も記入していない履歴書になります。

有資格の場合は、履歴書の資格欄に医療事務の資格を記入できるので、あなたの第一印象がガラリと変わってきます。

履歴書は面接時に持参するのではなく、事前に郵送する場合があります。

医療事務の資格が記入されている場合、採用担当者に『医療事務としての意欲がある』と見られます。

医療事務を目指しているのであれば、取得しておくべきおすすめの資格もありますが、その他ひとつでも医療事務の資格を有していた方が得になるでしょう。

履歴書はあなたを売り込むための道具です。第一印象はとても重要です。

メリットその2 採用に有利になる

医療事務の求人は数多くありますが、年収の幅は大きいものです。

誰しも少しでも給料が多い医療機関に勤めたいと思いますね。

ただし、給料が多い医療機関は、求人への応募も多くなり、倍率は必然的に高まります。

あなたが採用担当者とした場合どうでしょうか?

履歴書に医療事務の資格が記入されている方が、医療事務に対して色々勉強してきたということが目に見えて分かります。

無資格の人よりも資格を有する人の方が『医療事務としての意欲がある』と見られ、採用に有利になることは間違いありません。

結果的に、未経験の人ほど資格を有していた方が医療事務として採用に有利になります。

メリットその3 資格手当が得られる 

医療機関にもよりますが、資格手当がもらえることもあります。

実際に、私は医療事務として初めての職場で、資格あり・未経験で働きましたが、『資格手当』をいただいていました。

未経験も経験者も、資格があるだけで給料アップに繋がるのは嬉しいことですね。

手当てのありなしは、医療機関によって異なりますので、しっかりと求人情報の内容確認を行ってください。

メリットその4 専門的な知識が得られる

医療事務は、医療に携わる事務ですので、専門的な知識を必要とします。

あなたが実際に医療事務の現場で働くことになった場合、右も左も分からないまま業務に就くと、とても苦労します。

  😫 保険証ってどこ見ればいいの?
  😫 保険証の種類どれくらいあるの?
  😫 そもそも点数って何?
  😫 点数表ってどうやって見ればいいの?
  😫 レセプトって何それ?

医療事務の基本が分からないまま業務に就くと、このような壁が立ちはばかるのは間違いないでしょう。

さらには、来院される患者さんへの対応や電話対応などもしなくてはなりません。

勉強もせず資格も取らず、知識がないまま医療事務の仕事をするというのは、「飛んで火に入る夏の虫」のようですね。

医療事務の資格を取得するためには、保険証の種類やレセプト業務の事・点数算定の事などをひと通り勉強していきます。

このような医療事務の基本が分かった上で業務に就いた方が何倍も楽しい医療事務のスタートを始めることが出来ます。

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医療事務の仕事で最も重要な業務は?

医療事務の仕事内容は、来院される患者さんの対応や電話対応などの日々の業務もあります。

私がいつも重要視している医療事務の心得は『医療事務は患者さんの不安や心配事に寄り添う仕事だ』ということですが、今回は医療機関にとっての目線で最も重要な業務で見ていきます。

この医療機関にとって最も責任ある仕事内容と言えば『レセプト業務』です。

レセプトとは、医師が患者さんへの診察行為を診療報酬点数表から算定し、患者さん毎にまとめた請求書のことです。

医療現場では、レセプトのことを『レセ』と略して言われることが多いですね。

このレセプト業務とは、1日~月末までのひと月分をまとめて、社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会に請求する業務のことです。

正しいレセプト作成をし、レセプト請求をすることで、医療機関に診療報酬が支払われます。

逆を言えば、正しいレセプト作成がされていないと、査定や減点、または返戻(レセプトを戻されること)があり、医師が患者さんへの診療行為に対して診療報酬が正しく支払われないことになります。

医療事務にとって、『レセプト業務』とは医療機関にとって最も責任のある業務になりますね。

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世の中に何十種類もある医療事務の資格

医療事務の資格に、国家資格はありません。すべてが民間の資格になります。

下記におすすめの医療事務の資格を5つご紹介します。

  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • 医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士)
  • 医療事務認定実務者
  • 医療事務検定試験

その他にも何十種類も世の中には医療事務資格はあふれています。

医療事務の資格はすべて民間の資格で、合格率や難易度は様々です。

その中でも厚生労働省から認定されている医療事務の資格は、「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」の2つだけです。

この2つの資格は、厚生労働省から認定されている医療事務に就業するために必要な公的資格ということです。

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取得しておくべき医療事務資格はこれ!!

診療報酬請求事務能力検定

医療事務として取得しておくべき医療事務資格はこれ!!

厚生労働省から認定されている医療事務に就業するために必要な公的資格『診療報酬請求事務能力検定試験』です。

この認定試験は、診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上を図るため、日本医療保険事務協会
が実施する全国一斉の医療事務の統一試験
です。

診療報酬請求事務能力認定試験の概要

受験資格特になし、誰でも受験できます
受験科目医科・歯科 のいずれかを選択
試験日程年2回(7月・12月)
試験種目学科試験、実技試験
試験時間3時間
試験地札幌市 仙台市 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟市 金沢市 静岡市
愛知県 大阪府 岡山市 広島市 高松市 福岡県 熊本市 那覇市
受験申込方法受験願書の提出用封筒(簡易書留)☞ 郵便局の窓口からの郵送
受験料9,000 円(消費税込み)
受験料納入方法郵便振替
受験時の持参品(1) HB の鉛筆又はシャープペンシル、プラスチック製消しゴム、電卓等の計算用具
(2) 鉛筆けずり、マーカー、付箋、指サック等の文具類、時計の持ち込み自由
(3) 診療報酬点数表、その他の参考書・資料(パソコン除く。紙仕様のもの)の持ち込み自由
合格率医科 30.2%
歯科 38.1%
(第1回~第53回までの平均合格率)
診療報酬請求事務能力認定試験の概要

診療報酬請求事務能力認定試験の特徴

  ・医療事務の資格の中で認知度がナンバーワン!  
  ・約30%の合格率で難易度が他の資格よりも高い
  ・診療報酬請求事務を正しく行うのに必要な能力を認定するための資格
  ・資格手当の対象になる医療機関が多い

学科試験

学科試験は、医科・歯科ともに医療保険制度、その他法令等に関する問題や診療報酬点数表に関する問題が出されます。

問題は20題あり、解答は5択から選びマークシートを塗りつぶして解答します。

実技試験もあるため、時間配分を考えつつ、分からない問題は飛ばして最後にするのも一つの手です。

実技試験

実技試験は、診療録(カルテ)から診療内容を読み解き、手書きで診療報酬明細書(レセプト)を作成しないといけません。

医科は外来から1問・入院から1問出題されます。歯科は外来から3問出題されます。

時間配分・持ち込み自由

学科試験・実技試験合わせて試験時間は3時間となります。

3時間という時間をどのように使って問題を解いていくか、時間配分が肝になってきます。

また、診療報酬点数表やその他の参考書・資料(紙様式のもの)は持ち込み自由です。

事前に点数表のどの部分に何が書いてあるのか熟知したり、インデックスを付けたり、用意周到な試験計画を立てる必要があります。

逆を言えば、用意周到に計画さえ出来ていれば、約30%の合格率に入ることも出来るということです。

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~まとめ~医療事務の資格は必要と考える

医療事務の仕事をする上での資格のメリットや診療報酬請求事務能力認定試験の解説をしてきました。

実際には、無資格でも医療事務になることは出来ます。

ただし、無資格で医療事務になった方々がどれだけ医療事務として生き残っているのか…。

医療事務の基本も知らぬまま、『病院の受付とか座っておけばいいんじゃない?』と安易な考えで医療事務になり、実際の勤務する中で『医療事務って大変…忙しい…』と不満や愚痴を言っている人が多いのではないでしょうか?

 *医療事務の資格を取るために勉強し、医療事務としての知識を得ること。 
 *医療事務の基本を学び、医療事務としての心得を得ること。 
 *医療事務の資格を取得し、医療事務としてのステータスを上げること。 

どれもこれから医療事務として仕事をする上で必要なスキルになるでしょう。

しっかりと医療事務の基本を分かった上で医療事務として仕事をスタート出来るあなたは、医療事務としてこれからも着実にステップアップし、医療事務の仕事がより一層楽しくなります。

医療事務としてこれから長く働いていきたいのであれば医療事務の基本が学ぶことができる『診療報酬請求事務能力認定試験』の合格を目指しましょう!!

医療事務の資格の中で最難関の試験になります。『この試験に合格した!!』ということで、これからの履歴書記入や面接にもあなたの自信をあふれるでしょう☆

医療事務でも年収400万円以上目指すことも可能です!

実際に私は、高卒・未経験から3回転職を行い、現在年収400万円以上稼いでいます!

医療事務は全国どこにでも働く場所があり、自分の希望するスタイルで、自分の人生設計に沿った働き方が出来る職業です。

医療機関の顔である『医療事務』として、患者さんの不安や心配事に寄り添い、患者さんに感謝される医療事務にみんなでなりましょう☆

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